技術用語集 材質 工具鋼

工具鋼は、切削工具や金型など、非常に高い硬度や耐摩耗性が求められる工具に使われる鋼材です。

種類と特徴

•SK材(炭素工具鋼):
彫刻刀やノコギリ、ドリルなどに使われる、熱処理で非常に硬くなる工具鋼です。

 

•SKS材(合金工具鋼):
耐摩耗性や焼入れ性に優れ、金型やカッターなどに使われます。

 

•SKD材(ダイス鋼):
プレス金型やプラスチック成形用金型に使われ、高温でも硬さを保ちます。

 

•SKH材(高速度工具鋼):
高速で金属を切削するドリルやフライス盤の工具に使われます。高温になっても硬さが落ちません。

 

•SKT材(タングステン工具鋼):
耐摩耗性と靭性に優れ、プレス金型や冷間鍛造工具に使われます。

 

•SKS2材:
耐摩耗性に優れ、切削工具やゲージに使われる工具鋼です。

 

•SKD61材:
熱間金型に使われ、高温強度と耐熱衝撃性に優れています。

 

•SKH51材:
高速度工具鋼の中でも特に靭性があり、ドリルやブローチなどに使われます。

 

•SKD11材:
冷間金型に使われ、耐摩耗性と靭性が非常に高いです。

 

•SKS3材:
焼入れ時の変形が少なく、ゲージや金型などに使われます。

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